大好きな街、川越。
わが家からは、一時間ほど電車を乗った所にある川越。
馴染みのお店があるので年に数回は夫婦で訪れます。
春から夏にかけての川越を写真と共に振り返ってみようと思います。
まずは、小江戸ビールで乾杯!
川越街歩き
新しいビルとビルの合間に古いたたずまいのお店。昔ながらの文房具屋さんといった感じ。
なかは、古風な封書や文具が所狭しと置いてあった。
蓮馨寺(れんけいじ)
室町時代から創建された徳川ゆかりの浄土宗寺院。
敷地内は、広々として、静かな時間がながれていました。この日は少し暑かったので、涼しい風が流れる境内に長居したくなるほど、居心地の良い場所でした。
正面の奥に「おびんずる様」という像が飾ってあるのですが、その像の「自分の体の中の悪い部分と同じ箇所」をなでるとその悪い部分が良くなるとか。
夫が私に、「君は、頭をなでた方がいいよ」(あたまが悪い?)と失礼な事をいっていたので、隣におばさんに笑われた。
川越の蔵通り
屋根が重厚な作りで、見ごたえがあります。
建物自体は、古いのですが、建付けもしっかりとして、頑丈な感じです。
黒い壁に重厚な蔵造りの街並が、ずっと続いています。
内部は、スポーツ用品がはいっているようで、店構えの古さと、店内の新しさがいい感じにミックスしてます。
私は、この屋根がとっても気に入ってしまい、沢山カメラにおさめました。
蔵造りというだけあって内部は暖かいのでしょうか。建物の断熱気密がどうなってるのか気になる。
窓が昭和のような一重のガラス窓だから、余り断熱性はないのでしょうね。
ちょっと細い路地裏の道を通ってみると、遠い過去にタイムスリップしたような気持ちになりますね。
一番有名な時の鐘。この辺は、観光客が沢山。
そのせいか、食べ歩き用のスナック菓子を売るお店がずらり。
私たちも、若者に負けじと(!)並んでお芋チップを買ってみたりした。写真は撮り忘れた。
繊細な道の舗装が素敵で写真を撮ってみた。
遊歩道が所々あって、好奇心に駆られて、入っていきたくなるのだが、そのせいで道に迷ってしまいがち。
江戸時代もきっと私のような人が、川越の街に見せられて、街中をぐるぐると巡っていたのかしらと、妄想していながら、ずっと道を歩いていました。
次は川越の事をもっと知りたいと博物館へ向かいました。
市立博物館
内部は撮影禁止でしたが、川越の歴史がよくわかるように沢山の展示物が並んでいました。
城下町全体が見られるジオラマ模型、細部まで復元した蔵造りの街並み模型など、こちらの博物館を見学した後に、街歩きをしたら、より一層、川越が好きになるような気がします。
どうして川越の町が蔵造りなのかを知りたくて、博物館の資料を読むと、蔵造りは類焼を防ぐことができる耐火建築であるので、川越の商人たちは、火災に強い、火事を防げる建物として伝統的な蔵造りを選択したそうです。
1893年の大火の際に蔵造りの大沢家住宅が焼けずに残ったことから、次々と蔵が建てられるようになったそうです。
高度経済成長期の1955年頃には、暗くて不便だという理由から、建物の取り壊しが相次いだそうですが、1965年地元の商店街や住人が声をあげ、魅力的な街づくりを求めて、新たな取り組みを始めた結果、現在の川越の街が保持、形成されたそうです。
もし、時代の波に、飲み込まれて伝統的な建物を全て壊してしまっていたら、今の川越は存在していなかったと思うと考え深いものがありますね。
今の時代に作ろうと思っても二度と再現が不可能だったでしょう。
当時の街づくりを始めた川越市民に敬意を示して、博物館を後にしました。
博物館は、今年は3月16日まで休館中ですので、訪問の際は最新情報でご確認ください。
初雁公園(はつかりこうえん)
博物館に隣接した所にある初雁公園。
旧川越城本丸後で本丸御殿などの史跡を巡りました。渡り廊下が続いて、建物の内部も入ることができます。
古い建物ですが、綺麗に清掃が行き届いていました。
昼前ですが、川越の蔵通りと比べたら観光客も少なめで、ゆっくりと見て回ることが出来ました。
リアルな人形で当時の川越を再現。
何話してるんだろうねと、夫と話してました。
「来年の年貢上げちゃおうぜ」とか?(笑)
すずのや おやさいとくだものとお酒と
川越の散策のクライマックスは、お馴染みの店、「すずのや」さんへ
器と食材の組み合わせが綺麗で、うっとりしてしまいます。
地元野菜を使ったサラダ。紫色と黄色の組み合わせって綺麗で、大好き。
鮎のコンフィ1匹丸ごとで、お皿にサラダとともに出されました。
これが絶品でお酒に合うこと合うこと‼️
器もアユの泳ぐ岩場をイメージしたような粋なお皿ですよね。
夫のお酒が進みます😆
お料理を取り分けるお皿も素敵。
すずのやさんの定番料理 おでんが出てくるぐらいになったら、お腹がいっぱいになってきました。
柔らかく煮込まれた地元野菜と昆布だしの香りで、大満足の川越での食事でした。
店を出ると、とっぷりと日も暮れて、酔いの回ったまま家路につきました。
幸せな川越の散歩を思い出しながら、電車に揺られていきました。
2024年の春にも、川越を訪ねてみたいと思ってます。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。